モンスターハンター4
ついに発売された3DS用ソフト『モンスターハンター4』をプレイしております。
「発売日に買うほどでもないかなぁ……だってもう、大人だし……」
なんて感じだったのですが、
発売日当日を迎えた途端、
「やりたい! やりたい!」
と、性衝動を抑えられない中学生みたいな気分になり、
開店時間に合わせて近くのゲームショップへGO。
店の外まで並んでいる列の最後尾にくっつくようにして並んで、
牛歩のような足並みにそわそわしつつ、入店。
もう少しでレジ前だ、と言う地点でハッと気が付きました。
前の人も後ろの人も、財布と一緒に白い紙を手にしていることに。
(あ、これ、予約の用紙だ)
(あ、これ、予約した人の列だ)
(レジまで行ったら「予約の用紙は?」って聞かれる。持ってないなんて言おうものなら、きっと店員は苦笑いを浮かべるに違いない。そして自分の後ろの人がクスクス笑うに違いない)
(よし、帰ろう)
思考時間はおよそ2秒。
「すみません」と誰に謝るでもなく頭を下げて、店を飛び出しました。
一応店員に確認してみる、なんて勇気は全く持って沸きません。大人だけど。
そこから街中を駆け巡り、ありとあらゆるゲームショップを訪ねてみたけれど、
『本日は予約のお客様のみ』と書かれた張り紙があるばかり。
さっき、勇気を出してレジに並ばなくて良かったな!
なんて自分を慰めつつ、岐路に帰ろうとしたところ、
どうやらこの『モンハン4』、ダウンロード版があることを発見。
「なんて時代だ!」
私は快哉を叫びつつ、コンビニエンスストア巡りへ。
そして、ついに、二軒目に訪れたコンビニにて見事『モンハン4』を入手したのであります。
無線によるダウンロードはかなりの時間を要したけれど、
どうにかプレイすることができました。
いざ、モンハンの世界へ!
モンスターハンターシリーズは結構プレイしているほうで、
プレイステーション2用ソフト『モンスターハンターG』から遊ばさせてもらっています。
学生時代、シェアハウスをしていた知人宅に乗り込んで、隣の部屋同士でオンラインにつなげて遊んだり、
一人でオンラインをしてたら、知らない人に「双剣超絶無いんですか^^;」みたいなこと言われたり、
雑魚モンスターであるブルファンゴがえらく強くて、涙目になったりしたものです。
その後、携帯機に移行したモンスターハンターポータブルなんかは、ずっとぼっちプレイだったのですが、
当時働いていた職場の人たちの輪に加わろうと、PSPを持って彼らの近くを歩いてみたりなんかも。
声掛けられて、嬉しかったなぁ。
周りの評判がさほど芳しくないWii専用ソフト『モンスターハンター3G』も、
オンラインにつなげて、知人夫婦やその妹さんなんかと一緒になって遊んだものです。
そして今回の『モンハン4』。
新しい武器と、新しいモンスター。新しい攻撃方法も加わって、楽しいですね。
先日初めて、知人の人妻と、その人妻の妹さん(こちらも人妻)と一緒にオンラインプレイをしたのですが、
やっぱり誰かと一緒に遊ぶゲームの楽しさは格別です。
一人でこつこつ重ねてきた成果の発表みたいな感じがして、それも良いです。
しかしどうやら自分ひとりだけ、結構ソロプレイで先に進んでいたようで、
「装備整ってる」
「暇人」
「気持ち悪い」
と暴言を吐かれまくる事態に。
ふん、好きなだけ言っていろ。狩りの時間になったら、どちらが上になるかな?
とばかりに猛烈プレイ&アピール。
ハンティングギアも購入したから、長時間プレイも苦にならないぜ!(ちょっと重いけど)。
人妻たちがばったばったと倒れる中、一人敵に張り付きチクチクと突っついていたのですが、
あえなく味方が三回倒れてクエスト失敗。
失敗しても楽しいところが、知人と遊ぶメリットですね。
ただ、クエスト中は定型文によるチャットしか出来ないのが不便です。
やられた味方に「ドンマイ!」なんて言いたくない。「グッジョブ!」は皮肉が利いているけれど、これも飽きてしまう。
『おや? 君の子供がプレイしているのかな? ならドンマイ! まだ子供だからしかたないよ!』
なんて定型文があったら、良かったのですが。
ともあれ「子が起きた」「こっちも」となって、一人オンライン集会所に取り残され、その日は解散。
翌日、共にプレイしていた人妻たちからメールが。
『ソロでドスジャギィを倒せました 添付:子供の写真』
『今日はまだ遊べてないよー 添付:子供の写真』
やめろ! そうやって“リアルではクエスト達成”みたいな感じを出してくるのはやめろ!
“お前のリアル人生は、すでに2乙してて残り時間あと1分です”みたいな空気にするのはやめてくれ!
……とまあ、こんな感じで、楽しんでおります。
今回はそれぞれ受け取ったクエストやオトモアイルー(サポートしてくれる猫)を『すれ違い通信』で渡せるのが良いですね。
知らない人のギルドカードを見て、ふむふむと頷いたりしています。
あれはブレイブリーデフォルトを買ったときだったでしょうか、
ふらっと近場のゲームショップに行って、何をするでもなく「持ってそうな人」のそばに近寄って、
無線通信を受け取っていた日々を思い出し、
オレ、大人なのに……と悲しくなりもしましたが、
私は元気です。
リアルが充実していないほうが、本物のハンターだってこと、見せてやるよ!