いとしいしと
先日、ひょんな事が切欠で、ひょんな人と出会った。
その人は、僕が作家になる前(厳密に言えば、僕はまだ本を1冊もこの世に排出していないので作家と呼べるか怪しい。
更に言えば、1冊出したとて作家と呼ばれるかどうかは怪しい)、コントに手を出していた時期にアコガレていた人だ。
あまりにも影響力が強すぎて、強すぎるゆえに、離れようとさえしていたほどだ。
その人が言った。
「40代は楽しいぞ」
その口ぶりがいかにも楽しそうで、
(そうなのか。40代は楽しいのか)
僕は生きていける気がした。
その日1日、時間にすれば2時間か3時間ほどの短い時間であったけれど、
色んな事を教えてもらった。
好きなことをやり続けることがいかに素晴らしいか。
少なくともコメディの神様はいるらしいということ。
広島カープがいかに素晴らしい球団であるか。
話題に付いて来れて居ない人(おもに僕)に、丁寧にディティールを説明することが、いかに人(おもに僕)を救うか。
改めて頑張ろうと思い立った夜であった。
いつか、ちゃんとその人について書ける日が来れば、幸いである。